
こんにちは、Naradukeです。
今回ご紹介するのは『3月のライオン』
今更~と思われるかもしれませんが、今更アニメで観ました。
マンガからのアニメ化をした作品で、
将棋の世界と人間模様を描いた作品で考えさせられるものになっています。
- ほんわかと心が温まる作品が見たい方
- 泣けるものが見たい方
- 一風変わった作品を見たい方
- いじめなど難しい問題が作品の中に入っていてちょっと考えさせられるものが見たい方
- ちょっぴり甘酸っぱい恋愛模様も入っていて、「甘酸っぱ~い」といいたい方にオススメです
マンガはまだ現在進行形で発売中です。
アニメから見て気に入ったらマンガへ~なんてのもありですね( *´艸`)
あらすじ
幼い少年・桐山 零(きりやま れい)は、突然すべてを失った。夢も家族も居場所も。将棋しかなった彼は、ひどく不安定でどこか儚げだった。そして、そんな彼が見つけた居場所とは?ひょんなことから出会った人たちと共に自分自身を取り戻していく、そんな彼の職業は・・・。
感想・ネタバレ
アニメでは第1シーズン・第2シーズンまで配信しています。
ちなみに私は、漫画はまだ読んでいないのでアニメとどれぐらい一緒なのか?
最後もマンガと同じなのかは分かりませんが、
ひどく胸を締め付けられるのに、何だか心が温かくなるそんな心奪われる作品になっていました。
・第1シーズン
第1シーズンは、家族が亡くなって一人ぼっちになった主人公・桐山 零(きりやま れい)の元に
父親の将棋時代の仲間の幸田(こうだ)が現れ零を引き取ります。
しかし、将棋の世界で活躍する父親を持つことで
零やその子供たちも父親に認めてもらう為に将棋に打ち込むんですが、
零が実の子供たちより上手くなっていき、家庭内が泥沼になってしまいます。
自分がいると余計に壊れていってしまうと思った零は、中学生プロになれたこともあり家を出ます。
そんな零があることをきっかけに、両親がいない川本家に出入りすることになる・・・というところから入っていくんですが、
最初、フラッシュバックのように過去の回想などが入ってきて
白黒で表現される世界観が何とも言えませんでした。
零自身が身の内に秘めているものや零自身の身に起きたこと・幸田家での出来事・姉の香子との関係性や川本家の事情などが
フラッシュバックや回想シーンによってちょっとずつ読み解けていく話の流れに圧巻しました。
また、
第1シーズンでは将棋の世界や対決なども見れてハラハラ・ドキドキと
普段知れないこと世界に触れて、本当に奥がかなり深いんだと
勝つためにはどれだけの努力をして、努力をしたからといって必ずしも勝てるわけではない!!
負けた時の悲壮感やまた一から積み上げていく事の大変さがすごく分かるシーンが多かったです。

ドキドキしすぎて、前のめりに画面を凝視していましたよ。
・第2シーズン
その一方で、第2シーズンは結構将棋に関してはあっさり終わる気がしてしまいました。
むしろ、第2シーズンでは、川本家の次女・ひなのクラスでの≪いじめ≫が大きなテーマになっていたと感じました。
- やられてもやり返せない、その後が余計に怖くて怯える子
- 自分の不安や苛立ちを他者にでぶつける子
- それに同調する子
- 庇うと自分もハブられてしまうのではと考える子
- 次は自分の番かもしれないと見てみぬふりをする子
- そんなのは何だかおかしい、同じ中学生で同じ人間なのに、どうしてそうなるのかと立ち向かう子
すっごく難しい問題を取り上げていて、ドキドキしました!!
誰もが通る道だと思うんです。大なり小なりそういったことを経験した人は多いんじゃないでしょうか?
子供の時は、上手く主張出来る子・恥ずかしがり屋や大人しい子というだけで
それでもみんなそれなりに自分や周りと上手くやってきていたのに
少しずつ周りを見て、理解をしていき、主張が別の方向にいったり
それがカッコいいからだったり、逆に恥ずかしがり屋や大人しい子は、萎縮していったり
上手く言えなくなっていったり
どうしたらよいか分からずただ見ているだけになってしまったりと
観ていて心が締め付けられるような感覚に陥りました。
ぁあ、こういうことってあったな~と、ふと自分自身の時に振り返ってみたり
色々な問題にぶつかった時、人はどういう行動をとるのが大事なのか!!??
自分の子供がもしそうなったら、どうするべきなのか!?
正直、答えの出ない問題だとは思いますが見応えがあって勉強にもなりましたし
周りの環境が大人になるのにどれだけ重要なのかもすごく感じた回でした。

学校の先生が話をきいてくれなかったり、
親が自分に関心が無かったり、そういう時だけ出てきてモンスターペアレンツとかになったり、その後の対応だったり・・・難しすぎる・・・
それでも、
川本家の次女・ひなの態度は毅然としていて賞賛したいぐらいでした!!
号泣してしまいましたよ(T_T)
そんな波乱を含んだ第2シーズンは、将棋があまり出てこなくて・・
いや、出てきたんですよ!!沢山・・
でも、後半最後らへんにもほしかったな~なんて思いました(‘◇’)ゞ
人間模様と心の葛藤・将棋の世界・・・なのにほんわかさせてくれる作画が
観る人の心を引き付けてくれるのだと感じました!!
いや~、なんかグッときた作品でした~(*ノωノ)
その後、彼らはどうなったのか・将棋の世界では零は名人になれたのかな?
甘酸っぱい初恋が終わったひよりと零のその後は?
あかりさんには、いい人見つかったのかな~?
などなど、気になることは沢山ありましたが、マンガだと現在進行形で発売中みたいなので
さっそく続きを・・・最初から読んでみようと思います(‘◇’)ゞ
ちなみに、
『3月のライオン』は実写化もされていて
俳優の神木隆之介さんが主演を務めていて、有村架純さんや倉科カナさん・染谷将太さんやそれ以外にも佐々木蔵之介さんや高橋一生さんなどすごい俳優さんたちが目白押しです。
前編・後編で分かれているなかなかに見ごたえあるものになっているのではないでしょうか!