
あらすじ
高校生の青木は隣の席の橋下さんに絶賛片思い中。ひょんなことから橋下さんに消しゴムを借りることに。
しかし、消しゴムに同じクラスの男子・井田の名前が・・・。
しかも、その消しゴムを当の本人・井田に見られてしまい・・・、まさかの勘違いを!??
これは、一生懸命で善良な高校生たちのちょっとおバカな恋の物語。
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感想・ネタバレ
タイトルと表紙からはありがちな少女漫画かと思いきや良い意味で裏切られました。
始めは
①主人公の青木(男)が隣の席の橋下さん(女)を好き
②橋下さんは井田(男)が好き。
③井田は誰も好きな人はいない・・・といった感じで
片思いと片思いで何やかんや悲しい感じで話が進んでいくのかと思っていました。
なのに!!
まさかの展開で斜め上をいっていてすごく面白い!!
登場人物は主に3人で
青木ー男子高校生で、隣の席の橋下さんにバレンタインの時から絶賛片思い中。なのに、片思いの橋下さんから借りた消しゴムには別の人の名前が書いていて失恋に涙する青木。
橋下さんー井田の事が好きな女の子。でも、告白する勇気はないようで、消しゴムに名前+♡を書いちゃうような大人しめの優しい女の子。
井田ー青木の前の席に座っていて、青木が橋下さんから借りた消しゴムを見て、青木が自分の事が好きだと勘違いし、真面目に考える男の子。
という感じで、
青木と橋本さんが片思いなのはあっていたけど
井田の勘違いが斜め上をいっていた。というところが何とも面白い。
いつから好きなのかを考える井田の回想シーンでは
青木がボタンを教えてくれたり、落ちたノートを青木が手伝ってくれたり
傘を忘れた井田を途中までいれてくれたり・・・
青木がフツーに親切なだけなのをそういう意味で受け取ってしまうシーンは笑えました。
青木はおバカですんごい良い奴!!
なのに、報われないこの感じ。
井田は真面目で良い奴なのだろうけど、青木としては全く嬉しくないでしょう。
なのに、
文化祭なるイベントもあり、
井田に対して何の感情も抱いていなかった青木が
誠実な井田の人柄に触れて
だんだん恋心が芽生えていく主人公男子。
みんなが周囲を傷つけないようにするが故に勘違いがポコポコ生まれちゃう。
青木の友達・あっくんも良い奴です。
最後はまさかの展開に青木と同じく衝撃を受けました!!
電車やバスに乗っている時に読むのはおすすめしません。
吹き出してしまうから。
観るのも読むのもこれひとつ。 映画やアニメ・マンガを楽しむなら